希望条件を決めよう
おしゃれな街で、駅に近く、家賃が安くて、日当たり良好&サイレント。そんな物件は非常に難しい。(あったとしても高い)「自分にとって譲れない条件は何か」「何が大切か」を条件をじっくり考えよう。ぴったりの条件を探すのではなく優先順位を書き出して探すのがベターだ。
住みたい路線・地域を決めよう
希望条件の次は自分の住みたい沿線や街を決めよう。基本は目的地(会社や学校)への通勤(通学)に便利な沿線から選ぶこと。必要な時間とはいえ毎日のこと、移動時間は短い方が時間を有効に使えるぞ。都心に近くなったり、急行電車の停車駅なると家賃は高くなることを憶えておこう。路線図をよく見て、駅の目星をつけよう。
家賃の相場を調べよう
家賃相場は地域ごとにほぼ決まっていまる。都内なら山手線内でも繁華街や高級住宅地に近いほど高く、また、交通不便になれば安くなる。同じように、都心から離れれば相対的に安い。
たとえば、1Kの部屋の相場が「8万円台」のエリアで「6万円台」の物件は見つかる可能性は低いということ。
自分の予算と通勤(通学)時間を考えて予算内で住める相場の安い地域を探した方がいいだろう。
間取り広さは柔軟に
決まった予算の中では、希望の間取りや広さの部屋を探すのは難しいことが多い。そんな時は自分の住みたい部屋のイメージをチェックしよう。そうすれば、どの点を妥協して、どこを優先するか見えてくるはず。
たとえば、休日くらいは静かな部屋でのんびりしたい人は、住宅街の中の日当たりのいい部屋。通勤(通学)時間を最小限にしたい人は、駅近くでコンビニに近い所。交友を広げたい人は、遠目でも部屋は広めで公園が近いなど、納得行くまで考えよう。
女性のいい部屋選び
女性の部屋探し、いつも不安でしょう。安心して暮らす条件は「駅に近いこと」「2階以上」「オートロックつき」が良いでしょう。
「駅近」は、夜道をなるべく歩かないため。「2階以上」「オートロックつき」は侵入者の可能性を少しでも減らすためです。
ただ、駅から多少遠くても商店街の中、コンビニが目の前など条件で安全な場合もあります。下見の時にこのポイントを思い出して下さい。また、暗くなってからの下見も念のためした方がいいですね。
一番大切なのは「付近の環境」、不動産屋さんは環境が悪いとはなかなか言わないでしょうから、自分の足で調べると良いと思います。
マンションとアパートの違い
マンションとは、通常、「3階以上」「鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリート構造」の物件を指します。
またアパートは、「2階以下」「木造や軽量鉄骨構造」の物件をアパートとして分類しています。 ハイツ、文化住宅もこの分類です。
家賃相場から見ると、マンションはアパートよりも2割程度高くなります。
みなさんも分かると思いますが、木造と鉄筋コンクリートでは防音性が大きく異なります。ヘビメタを大きな音で聴きたい人は、マンションを選ぼう(あまり大きな音はだめ)。
でも、アパートはあったかい木の温もり(?)がウリだ。なお、最近ではアパートでもある程度の防音構造(気泡コンクリート壁など)の建物も出ている。
新築vs中古
築年数が浅いほどきれいな物件といえますが、内装リフォームの度合いや管理の仕方でだいぶ異なります。最近は、建築費の低下で新築の方が安いというケースもあります。
また、新築だと壁紙等の接着剤で、においなどが残っている場合もあり(シックハウス症候群)ますので、それほどこだわる必要はないでしょう。
郊外に行けば家賃は安い
当然のことですが、都心から離れれば家賃相場は安くなっていきます。また、急行停車駅も周囲に比べ高くなります。これは、生活に便利な施設が多くそろっていて町が発展しているということ。こんな駅から郊外に2駅ほど離れれば、同じ家賃でもより広い物件が必ず見つかるはず。また、コンビニやスーパーは駅前などに、たいがいあるはずですし、1駅2駅の距離でしたら気分転換や健康のためにも自転車で行動すれば良いことです。
賃貸情報誌とWEB情報
賃貸情報誌の良いところは、一冊の雑誌に様々な物件があり一覧性に優れている点です。沿線別に紹介されているので、目当ての駅や街で予算にあった物件が探せます。しかし、情報を集めて発行までに1~2週間かかるので、情報誌が発売された時点では、成約した賃貸物件が掲載されていることもあります。また、必要なページは、1冊の中で数ページのこともありますね。
インターネットでは、常に更新された新鮮な情報が掲載されており、様々な条件から検索できるので、理想の物件に出会える確率が高いでしょう。ただし、検索条件を付けすぎると「該当物件はありません」となりますので、最初は多くても2から3件を選び、もし物件がたくさん表示されるようであればもう少しチェックをつけて条件を絞るのがコツです。
こだわり条件を考える
事前にワンルームの「こだわり条件」を決めておきましょう。例としては下記の15点ですので参考にしてください。
エアコン付き | オートロック |
フローリング | バス・トイレ別 |
ロフト付き | 室内洗濯機置き場 |
駐車場付き | 2階以上 |
新築 | 築浅 |
女性限定 | 学生限定 |
楽器可 | ペット可 |
駅から徒歩(こだわらない、5分以内、10分以内、15分以内) |
外出重視で運動好きなら「室内洗濯機置き場」でしっかり洗濯。女性なら「2階以上」「オートロック」+「女性限定」の安全重視、部屋でくつろぎを大切にしたいなら「エアコン付き」「フローリング 」、音楽専攻では「楽器可」など、みなさんの譲れない条件をもう一度よく考えましょう。
賃貸情報は、新鮮さが大事
賃貸物件は、入居者の退去、入居の繰り返しで常に動いているといえます。特に、みなさんの多くが部屋探しをする1~3月の間は賃貸シーズンになるので、早いものでは10日前後で入居者が決まると言われています。
つまり、いい物件から入居者が決まって行きます。良い物件を探すためには、希望条件を納得のゆくまで考えた上で、インターネットや賃貸情報誌で最新の情報をゲットして早め早めに行動をしよう。