広いワンルーム物件を探すコツとは?

新しい住まい探しをする時には、できるだけ自分の趣味やニーズに沿ったものを選びたいものです。部屋の間取りは人によって好みが分かれますが、1 K物件 よりも、広めのワンルームに住みたいという人もいるでしょう。
ワンルーム物件のメリットは、室内に間仕切りがないので、一つの 広々として部屋があり大型の家具や家電を置きやすい、また10畳以上の部屋もあるので人を招きやすいとなどのポイントがあります。そういった大きなの部屋ならばもっと生活が楽しくなるのではと考える人もいるでしょう。
そこで部屋が10畳以上、もしくは25m2以上など広めのワンルーム物件を探すためのコツをここではお伝えしていきます。

1.不動産情報サイトなどで条件設定をする

まず最も手軽に広めのワンルーム物件を探せるのが賃貸不動産情報サイトです。最近の賃貸不動産情報サイトは非常に機能が充実してきており、様々な条件設定が可能になっています。 部屋の面積で絞り込みをして、その中でワンルーム物件をさらに細かく絞り込んで行くことも可能です。

また部屋の広さだけではなく、駅からの距離、家賃、築年数といった、住宅に求められるスペックはもちろんのこと、その他にもオートロック付き、モニター付きインターホンなど、セキュリティに関するような設備、さらには無料インターネットや宅配ボックス、浴室乾燥機など生活を楽にしてくれるような設備までオプション設定しての検索ができます。
賃貸不動産情報サイトであれば、複数のエリアから広めのワンルーム物件だけを抽出することもできるので、特に住みたい駅が決まってないという人そのようなサイトでまず広めの物件をピックアップして、そこで出てきた物件の中から比較をしてみると良いでしょう。

さらに最近では不動産物件を提供する側が物件の情報を詳細に伝えるために、画像を多く掲載したり動画を掲載していることもあります。 動画を見ればさらにその部屋で自分が生活をした時の様子が想像しやすくなるでしょう。
不動産情報サイトの情報充実度は日進月歩の進歩を遂げているため、パソコンやスマホで何千、何万もの情報をチェックできます。まずは賃貸不動産情報サイトを活用することをお勧めします。

2.やや古めの物件を中心に探してみる

やや古めの物件を中心に探してみる

広めのワンルーム物件は残念ながらそれほど数が多くありません。基本的にはワンルーム物件は15m2から20m2が多く、一人で25m2も必要とする人はそれほどいないためにあまり建てられていないのです。
最近ではどちらかというと、キッチンなどが充実している1K物件の方が多く建てられる傾向にあります。そのためワンルーム物件の数は少なく、さらにその中でも25m2を超えるような広めのワンルーム物件はなかなか見つかりません。

しかしワンルーム物件が全くないわけではありません。 実はワンルーム物件が積極的に建てられていた時代もあり、その年代に建てられた物件を探せば広めのワンルームを見つけることも不可能ではないです。
年代で言うと1980年代後半はバストイレ別の物件よりも、風呂、トイレ、洗面所をセットとしたユニットバス物件の人気がありました。 ユニットバス物件は設備をコンパクトにまとめているので、その分部屋の面積を確保できます。またそういった物件ではキッチンも簡易的な小さなシンクと電熱器だけというものが多いです。料理をする人にとっては不十分ですが、とにかく部屋の面積を広くとりたいと人にとっては願ったり叶ったりなワンルーム物件なのです。

今では築年数が経過してしまったためそういった、物件は面積がありながらも家賃も安くなる傾向にあります。 都心でも30m2以上のワンルーム物件は仲が見つかりませんが、25m2以上の面積を持ち、ユニットバスや簡易キッチンしかない物件なら、10畳以上の居住スペースを確保できます。そういった物件の紹介を不動産屋にお願いしてみても良いでしょう。

3.リノベーション済みの物件から探してみる

一方で新築ではないながらも、リノベーションをすることで物件の魅力を蘇らせた、いわゆるリノベーション済み物件の中には広めのワンルーム物件もあります。土地が非常に高かった時代には効率だけを求めて、一戸あたりの面積が15m2以下の小さなワンルーム物件もたくさん建てられていました。

しかし今では物件人気は20m2程度の居住スペースはできれば欲しいと思う人が多いです。そこで小さめのワンルーム物件二部屋を一つの部屋にリノベーションしたビンテージ感溢れるアパートやマンションも生まれてきています。
そういった物件であれば、広さを確保できるだけではなく内装もおしゃれに変えられたりするので、内装で安っぽさを感じることなく、満足度も非常に高い事が期待できます。

家賃は決して安いものではありませんが、自分の住む家にある程度の満足度が欲しいという人は、リノベーション済み物件を探してみるのも良い選択でしょう。

4.都心には少ないので、ターミナル駅から数駅のエリアで探す

広めのワンルームマンションと探すとなると、どうしても家賃は高くなってしまいます。家賃に糸目をつけないのであれば都心で探すこともできますが、絶対的な数が少ないので競争率も高くなってしまいますし、自分が引っ越したい時に見つからないこともあるので、都心限定で探すといつまでたっても広いワンルームの物件が見つからなず、引っ越しできないということはあります。

そんな時は都心でもターミナル駅から一駅か二駅離れている駅で探すようにしましょう。
そういったエリアであればターミナル駅に住むのとそれほど変わらない通勤時間や通学時間を確保できますし、家賃に関しては1割から2割程度安いということが多いです。
また一駅しか離れていないのであれば、徒歩15分程度でターミナル駅に行けることもあるので、実質ターミナル駅からの通勤通学も可能です。

都心は駅どうしの距離も近く、必ずしもターミナル駅でなくても、複数の駅を利用できることがあります。広めのワンルームマンション物件を探す時には、家賃と住居のスペックのコストパフォーマンスを見ることも重要ですから、ターミナル駅にこだわらずに少し離れた場所を探すという選択肢も考えてみましょう。

5.広めのワンルームに住む時の注意点

広めのワンルーム物件に住む時にはいくつかの注意点があります。
まだ広めのワンルーム物件に住むと、ついつい大きな家具を置きたくなりますが、ソファーなど大きいものを購入しても、部屋のドアが小さくて入らないということがあります。 部屋が広いからといって大きい家具を買うのではなく、ドアや玄関の大きさを計ってから購入しましょう。また間仕切りがないために暖房効率が悪くなる傾向があります。 エアコンや電気ストーブをつけても部屋中を暖めるのに時間がかかり、光熱費が高くなってしまうこともあります。窓を閉めたり暖房をかける時は、パーティションを置いて温風の拡散を抑えるといった工夫が必要です。

またキッチンでよく調理をするという人は、調理中の匂いが部屋中に広がってしまうこともあります。1Kの場合キッチンと居室が分かれているので、ドアを閉めれば、キッチンの匂いを防げますが、ワンルームの場合はそうはいきません。 こちらもパーテーションなど随時利用して、できるだけ食材の匂いや調理中の音が部屋中に広がらないように気をつけましょう。

こういった点に気を配って部屋を探せば、広々としたワンルーム物件があなたに快適な生活をもたらしてくれるでしょう。