ふたり暮らしをワンルームで始めようと思う動機には様々なものがあるかと思います。
例えば、途中で恋人ができて同棲の話が出た時に、自分の住んでいるワンルームに恋人と一緒に住みたいという動機であったり、ワンルームならば部屋数が多い場所よりも家賃を抑えられるからこそ、ワンルームでの同棲を希望していたり、または上京に合わせて友達とのルームシェアのためにワンルームを選びたかったり、などです。
そんなワンルームのふたり暮らしですが、果たしてひとり以上であってもワンルームのふたり暮らしは可能なのでしょうか?
今回は、そんなワンルームでふたり暮らしをするメリット・デメリットとデメリットをできるだけ抑えるトラブル回避方法、ワンルームでふたり暮らしを始めるときの注意点を紹介しています。
結論から言ってしまうと、ワンルームでのふたり暮らしは可能ではありますが、それなりに気を付けたいことや考慮しておきたい事もあるので、是非参考にしてくださいね。
ワンルームでふたり暮らしをするメリット・デメリット
ワンルームでのふたり暮らしは可能ですが、しかしメリットとデメリットが存在します。
このメリット・デメリットは一緒に暮らす相手によって変わってくるため、それぞれ見ていきましょう。
ワンルームでふたり暮らしをするメリット
まず、ワンルームでふたり暮らしをするメリットから参ります。
ワンルームでふたり暮らしをする際に、友達同士のふたり暮らしなのか恋人同士のふたり暮らしなのかでメリットに違いが出てきてしまうため、分けて紹介します。
-友達同士のふたり暮らしのメリット-
- 家賃を抑えられる
- 寂しくない
- 貯金がしやすい
-恋人同士のふたり暮らしのメリット-
- 家賃を抑えられる
- 寂しくない
- 好きな人と一緒に居られる時間が長くなる
- 相手のことを知る機会が大幅に増える
- 相手のライフスタイルをより深く知ることができる
- 貯金がしやすい
友達同士のふたり暮らしでも、恋人同士でのふたり暮らしでも、家賃を抑えられる、寂しくない、貯金がしやすい、といった共通したメリットがあります。
ひとりの空間は辛い、といった人はワンルームでのふたり暮らしも楽しく過ごせるかもしれませんね。
しかし見過ごせないのはデメリットです。
ワンルームでのふたり暮らしのデメリットを知った上でなければ、友達同士であっても恋人同士であっても喧嘩に発展してしまう可能性を含んでいるのがワンルームのふたり暮らしであるため、デメリットも見ていきましょう。
ワンルームでふたり暮らしをするデメリット
デメリットでも、友達同士と恋人同士でのふたり暮らしに少々違いがあるため、分けて紹介します。
-友達同士のふたり暮らしのデメリット-
- プライベートがなくなる
- 恋人ができても家に呼びづらい
- 金銭的なトラブルが起きやすい
-恋人同士でのふたり暮らしのデメリット-
- 喧嘩しても逃げ場がなくなる
- 相手に対するドキドキが薄れる(マンネリ化が早い)
- 相手の嫌なところも見えてしまう
- 帰りが遅いことにイライラしてしまうなどの新たな喧嘩の原因が増える
人にはちょうどいい距離感と言うものがありますが、ワンルームでのふたり暮らしはその良い距離感が失われる可能性が高くなります。
また、食費や光熱費など、きちんと最初から分けていない場合は金銭トラブルにまで発展することも。
友達であれ恋人であれ、最初は楽しい生活を思い浮かべてのワンルームでのふたり暮らしだったとしても、最後は喧嘩別れのようになってしまうこともしばしばです。
そうならないためにはどうしたらいいのでしょうか?
ワンルームでのふたり暮らしトラブル回避のために
ワンルームでのふたり暮らしのトラブルは、最初にきちんと話し合い、金銭的約束などの約束を行う、プライベート空間をワンルームでのふたり暮らしでも作る、この2点がトラブル回避のためのカギとなります。
どういうことなのかそれぞれ見ていきましょう。
ワンルームでのふたり暮らしで行う最初の約束事
部屋を借りて暮らす時、毎月お金が出ていきます。
それはお部屋代だったり、光熱費、食費などです。
これらをどうするのかまず、決めておきましょう。
-友達同士での約束事の例-
- 家賃・光熱費折版
- 食費は各自持つ
- 光熱費は使いすぎている方が多く出す
- 家事は当番制にするか得意な方がするのか
- 家賃などが折半できない月は相手に借りても良いが、2カ月以内には相手にお金を返す
- 恋人ができて家に呼びたい場合は事前に相談、勝手に誰かを呼ばない
-恋人同士での約束事の例-
- 家賃・光熱費はどちらがどれくらい出すのか
- 家事負担の割合
- 絶対にされたら嫌なことを最初に話し合う(おならを目の前でされるのは嫌、など)
- ありがとう、ごめんなさいをきちんと言うようにする
- 帰りが遅れるときは要連絡
ほんの一例にすぎませんが、もしワンルームでふたり暮らしを始める際は、こういった約束事を最初に作ることで、ある程度トラブルを少なくもできるので参考にしてください。
もちろん、生活の中で約束事を増やすのもありです。
月に1度話し合う決まりなどを作れば、約束事をどうするかを決めやすいでしょう。
ワンルームでふたり暮らし、プライベート空間の作り方
ワンルームは1つの部屋であるため、お互いのプライベート空間ができづらい、それが悩みです。
恋人同士なら一緒にベッドで寝るなどもできますが、それでもプライベート空間がなければ喧嘩した時などに逃げ場がなくなってしまうため、ワンルームのふたり暮らしでもお互いが一人になれる空間はあった方が良いでしょう。
ワンルームでプライベート空間を作るためには、カーテンや棚でしきりを作ってしまうのが一番簡単です。
簡単な仕切りであっても、ワンルームがふたつに分割されて、プライベート空間らしい空間が出来上がります。
喧嘩をした際は、お互いが落ち着くまでは個々の空間で過ごすと言った約束事も作っておくと、喧嘩をしてもお互い冷静に話し合うことが可能になるためおすすめです。
ワンルームでふたり暮らしを始める注意点
ワンルームでのふたり暮らしは良い面、悪い面ありましたが、では注意点はどういったものがあるのでしょうか。
ワンルームで行う際にこれを知らなければ追い出されてしまう事もあるため、ワンルームでふたり暮らしを始める前に知っておきたい注意点です。
それぞれ見ていきましょう。
そのワンルームは単身者専用ではないか
ふたり暮らしが決定しているのならば、ワンルームを借りる際にそのワンルームが単身者専用ではないか見ておきましょう。
ワンルームは確かに費用は抑えられますが、単身者専用であればふたりであると入居できません。
不動産会社によっては単身者専用でも大家さんに連絡して、ふたり暮らしでも可能か聞いてくれる場合もありますが、単身者専用のワンルームは単身者が入居する前提で貸し出していることを知っておきましょう。
内緒でふたり暮らしをしても、ふたり暮らしの生活音はひとりのものよりも大きいため、近隣の住民にいずれバレます。
単身者専用のマンションやアパートであると、大家さんに連絡がいくこともあり、そういったトラブルで退去せざるを得なくなった、となっては本末転倒ですので、ワンルームをふたり暮らしで借りる際はきちんと不動産会社や大家さんに確認をとってから行うようにしましょう。
すでに暮らしているワンルームにふたり暮らしをしたい時の注意点
すでに暮らしているワンルームに新たな入居者を追加したい際、必ず大家さんに連絡をするようにしましょう。
もしもワンルームが単身者専用で断られても、ふたり暮らしできる部屋を借りるための資金が貯まるまでと言う約束でふたり暮らしを認めてくれる場合もあります。
ここで注意したいのが、内緒でふたり暮らしを勝手に始めない、ということです。
周りにも同棲カップルが居るからバレないだろうと思っていても、バレる可能性は大きいでしょう。
大家さんにもよりますが、ルールを破ったとして違約金を払わなくちゃならなくなった、というケースもあります。
逆の立場で考えても見ましょう。
自分の管理する部屋を貸して、しかしその部屋の住人が勝手に別の人と暮らしてたとなっては少々憤りを感じませんか?
ふたり暮らしをしたら、ふたり分の汚れが部屋につくことになります。
だからこそ、大家さんは貸した部屋にどのような人が住むのか、何人済むのかを把握しておきたいのです。
内緒でふたり暮らしを始めても、自分の信用が落ちてしまうだけであるため、ワンルームでふたり暮らしを始めたいと思ったらまずは連絡をすることがトラブル回避の秘訣です。
まとめ
ワンルームでのふたり暮らしは不可能ではありませんし、楽しい事も沢山あります。
しかしデメリットもあるため、そこをきちんと知った上で始めたほうがトラブル回避につながるため安心できます。
良いふたり暮らしをするためにも、今回紹介した「ワンルームでのふたり暮らしのメリット・デメリット」「トラブル回避のために」「ワンルームでのふたり暮らしの注意点」を是非参考にしてくださいね。