引越し代を節約!ワンルームマンションに引っ越す時のコツ

引っ越しをする時には、平均して新居の家賃の4ヶ月~6ヶ月分にもなる費用がかかると言われます。仮に7万円の新居に引っ越すのでしたら、平均は30万円から40万円以上の費用が必要ということになります。その中には新居の敷金、礼金、また仲介手数料などが含まれますが、大きな出費項目の一つに引っ越し代も入ります。
しかし引越し代は実は明確な定価はなく、地価で決まることも多いのです。そのため厳密な価格設定もされていません。
そこでワンルームマンションに引っ越す時にできるだけ引っ越し代を節約するためにはどうしたらいいのか、そのポイントをお伝えしていきます。

1.引っ越しが少ない季節を選ぶ

1.引っ越しが少ない季節を選ぶ。

引っ越しは集中するシーズンが決まっており、主に2月下旬から4月上旬の期間に引っ越し業者の需要が高くなります。それはなぜかと言うと、大学や専門学校への進学、そして新社会人が入社して通勤のために引っ越すからです。
新年度の切り替わりにより引っ越し需要が生まれ、また進学や就職だけではなく転勤も年度の切り替わりのタイミングで行われることが多いため、4月直前は特に引っ越し業者にとっては繁忙期であり、儲け時なのです。

黙っていても注文が殺到するため、引っ越し業者としては値引きをする必要がありません。むしろ営業しなくても注文が入るので、値段を引き上げる傾向にあるのです。平均的な単身者のワンルームマンションへの引っ越し代は 同じ自治体内でしたら3万円から4万円といったところが相場です。しかし年度切り替わり前の繁忙期になると、それが2割から3割、時には5割ほど上がることがあります。

つまり逆に考えれば、繁忙期のタイミングをずらして引っ越しをすることで引っ越し代を大きく節約できます。進学や就職による引っ越しの場合、タイミングを避けての引っ越しをは難しいですが、そういったタイミングと関係なく、自分が単純に引っ越したいから引っ越すという時には、5月の連休後などを狙ってみると思わぬ低価格で引っ越しできるかもしれません。

2.週末や日中を避ける

また繁忙期以外にも、一週間の中でも引っ越しが集中しやすいタイミングを避ければ値引き交渉ができます。当然ながら平日よりも週末、特に土曜日には引っ越しが集中する傾向にあります。土曜日に引っ越しをして、日曜日に荷造りを解いて家具や家電の設置をして、月曜から生活できる体勢に整えたいという人が多いのでしょう。
そのため土曜日の午前中から夕方3時ぐらいまでが引っ越しが集中しやすい時間であり、その時間に引っ越し業者へ依頼をするとこれも相場より高くなってしまいます。
そのためあまり注文が入らないような平日に引っ越しをすることで、引っ越し料金の節約ができるのです。

週末は避け、できるだけ有給などを取って月曜や火曜の平日に引っ越しの申し込み、さらに早朝また夕方に夜間など、あまり人が引っ越しを頼まないような時間帯にすれば、引越業者にとっても空き時間に仕事ができるので、価格交渉はしやすくなります。
引越し業者にとっては、空き時間が発生してしまえばそれだけ無駄な人件費がかかって利益が少なくなるので、少しでも仕事につなげられるような、引っ越しの入りにくい時間帯に仕事が入ってくるのは大歓迎なのです。

3.単身者向けパックを頼む

引っ越しを依頼する時に、主に料金に影響してくるのは、引っ越しに使う車の大きさと作業員の数です。当然ファミリー向けなどは4トンや6トンなど大型のトラックが必要ですし、作業員も3,4人は必要です。 しかしワンルームマンションに引っ越すのであれば、トラックは1トン型で作業員も一人という単身者パックを利用することが可能です。
単身者パックの場合、乗せられるのは段ボール箱で10箱から20個程度ですが、それほど荷物が多くなく大型の家具家電を持っていない人であれば、十分にその程度の大きさの車にすべての荷物を積むことができます。

また単身者パックの中には、荷物を集荷してもらってトラックの空き部分に乗せることで、相乗り状態の輸送を依頼し、料金を節約するというものもあります。その場合荷物が新居に届くまでどうしても時間がかかってしまいますが、専用の車を利用するわけではないので、料金の節約が可能です。通常ならば3万円以上はかかるであろう単身者の引っ越しが、相乗りトラックを使った場合は遠距離でも1万円台で依頼できることがあるのです。
もちろんこういった引越しプランでも洋服用のハンガーや皿などを梱包する専用ケースなどはついているので、壊れやすい品も丁寧に梱包して運べます。

4.小規模な引越し会社を選ぶ

1月を過ぎると引越し会社がTVCM を流す回数が増えます。それは引っ越しの繁忙期に備え、自分の会社の認知度を消費者に対して高めて、引っ越しの注文をしてもらうという狙いです。
こういったTV CM を打てるのは企業規模の大きい会社に限り、宣伝広告費を支払っても十分に注文を集めて対応できるからこそ、お金がかかる広告を出すので。
もちろんそういった広告費は、その会社の売上、つまり引っ越し代に含まれているので実際引っ越しを頼む場合には、人件費や車両費以外に広告費を含んで料金を支払っていることになります。
そのためどうしても大規模で知名度の高い引っ越し会社に頼むと、引っ越し料金は高くなるのです。
本当に安く済ませたい時には、ネットだけでしか注文を受けておらず、オペレーターもいないような維持費を抑えた運営を行っている引っ越し会社の方が、料金交渉ができることが多いのです。

もちろん大きな会社の方が信頼できて、サービスが良いと感じる人もいます。ただ、本当に安く抑えることだけが目的ならば、小さな会社を選んで単身者向けバックなどを利用しましょう。そうすれば引っ越し代を1万円前後まで抑えることもできます。その場合自分であらかじめ荷造りをしておく、大きな荷物を運ぶ時は作業員が一人しかいないので自分も手伝う、エレベーターがないときには自分で荷物を上にあげると行った自分で手を動かすことも必要です。

5.家具や家電付きのワンルームマンションに引っ越す

引っ越し代を抑えるコツとして、自分でできる対策の一つに荷造りだけではなく、まず荷物そのものを減らすということも考えられます。特に大きな荷物になるのはタンスなどの家具やテレビなどです。 こういった荷物がなければ洋服や本などをあまり持たない人の場合、本当にダンボール数箱で荷物がすべて梱包できてしまうこともあるでしょう。

つまり家具や家電付きのワンルームマンションに引っ越しをすれば、自分の荷物はほんのわずかに抑えられます。元々物を持たずに家具や家電備え付けのマンションで生活をしていれば、引っ越しの際に持っていくものもごくわずかなので荷造りの手間もかからず、また車や作業員も必要なくなるので、引越し代を抑えられます。

6.本当に抑えたい時はレンタカーを借りる

ここまでお伝えしてきた方法を使っても、ワンルームマンションの場合、引っ越し代は1万円以上かかってしまいます。 1万円以下に抑えたいという時は、軽トラックなどをレンタカーで借り、自分で荷物を車で運び、さらに部屋への運び入れや荷ほどきも自分でするという手があります。この場合必要なのはレンタカー代だけですので、自動車免許を持っていれば5000円程度で済ませられます。

しかし、当然ながら全て自分でやらなくてはいけないので大変な労力がかかります。ワンルームマンションのみの荷物だとしても、自室からの運び込み、車での移動そして新しい部屋への運び入れを考えたら、4~5時間はかかるでしょう。手伝ってくれる友人がいればいいのですが、友人に依頼をしたとしても何らかのお礼はやはりマナーとして必要なので、お金がかかります。
そのため、あまりお勧めできる手段ではありません。それでも最低限に料金を抑えたいのなら、自分でレンタカーを借りて引っ越し作業をしましょう。

まとめ

ワンルームマンションの引っ越し代を抑えるためには様々なポイントがありますが、最低限覚えておきたいのは他人が引っ越しをしないタイミングで引っ越しをする、そして単身者向けパックで引っ越しをするというところです。そういったポイントを押さえた上で様々な引越し業者に見積もりをかけて、金額を比較してから最も自分が使いやすく、信頼できそうな業者を選んで依頼するようにしましょう。